数年前に、種から育てたアスパラガスが大きくなってきたので、引っ越しをした。数メートルの移動だが、畑の印象がずいぶん変わった気がする。
最近の堆肥は鶏ふん。もみ殻と化成肥料をうな底に仕込み土をかぶせた後で、アスパラガスの根っこを植えつけていった。
根っこの育ちがいいので、植えかえたけれど来年も収穫できるのではと期待しているがどうだろうか。
アスパラガスの種まきと植えつけ(数年前)
数年前の4月ごろ、セルトレイに2~3粒ずつまいて、薄く土をかけ優しく水やりをした。土は、種まき用の土を使用。発芽までが長い。半月以上かかった。ヒョロヒョロした苗の状態も長い。こんなにヒョロヒョロで大丈夫かと思いつつ、5cmくらいになった苗を植えつけた。この時は、牛ふんと化成肥料で土を作っておいた。草除けもかねて、マルチをかけたところに最初は植えた。(2回目からは、もうマルチはしなかったけれど。)草だらけにして草に負けないように除草することと、追肥。それだけしていれば、あとはほかっておいてもどんどん育つのがわかった。わらが手に入る時期には、根本近くのところにわらを置いて保湿と、土をよくすることを心掛けた。
2年後くらいからぼちぼち収穫
最初は細くて、市販のものとは程遠いものしか採れなかったが、少しずつ太さが増してきた。取り忘れるとすぐ葉っぱが茂ってしまうので、春のころは、しげく通った。
何より、みずみずしいことが一番。種から育てたので、思い入れもあってとにかくかわいい。数年たった今では、この収穫時期が待ち遠しくなっていた。
10年たってないのになぜ植え替えを?
アスパラガスは、そのままにしておいても10年くらいは収穫できると聞く。まだ何年かは大丈夫なのに、なぜ移植を?その理由は、畑の事情(水はけ)と草のはびこり。しぶとい草がアスパラガスの根っこの間に侵入し、力を増してきていたのだ。それを一掃し、土にももう少し力をつけてあげたかった。そろそろわらも手に入るので、植えつけたうねにたっぷりかぶせてあげる予定。わらの力は絶大なんで。やっぱりわらマルチ!
株分けをして植えつけ。そして、おすそ分け。
1粒の種が、ここまで大きくなるの?というくらいの大きな根っこになっていた。大きいのは握りこぶし4~5個分くらい。それを分けながらの植えつけ。植えているうちに予定のうねは満員御礼になった。
そこで、数株を「お客」に出すことにした。苗のおすそ分けだ。ほかの畑へ行っても元気で育っておくれ!「おいしいね。」とたくさん言ってもらえますように。
種が成長して広がっていくのはうれしいこと。収穫の春が今から楽しみだ。
付けたし;おすそ分けでいただいた菊芋
今年は、私もおすそ分けで「きくいも」の種をいただいて植えてあった。台風が来たり、畑の事情(台風や草の力)で、やや怪しい育ちをしている。次は、これを救出し、居場所を作ろう。
種から育てるのは楽しい。おすそ分けも楽しい。どちらも、お店では買うことのできない「楽しさ」だ。