2月の家庭菜園だより2019-1

家庭菜園

自家用野菜を作っていると、たまに思わぬプレゼントがあります。こぼれだね野菜です。今回はターサイと大根、昔作っていたころにはうまく育たなかったのに、なぜか種が飛んでいて、今になって実を結ぶというもの。こぼれだね野菜を見たときには、そのままそっと成長を見守るんです。その特徴たるや、蒔いた種の野菜よりうんとたくましいこと。

種をまいた野菜が底をつく頃に

それなりに育っていた大根を食べつくしました。(まいた数が少ないので)それとは別に、自由に生えて育っていた大根があります。こぼれだね大根。種が出来たころにそのあたりに埋もれて、育つのを待っていたのでしょう。すくすく育っていました。育てた大根の2倍以上の大きさ。しかもみずみずしくて、おいしい、やわらかくてすぐ煮える。いいことばかりの大根です。土の中深くまで育っていたので先を折ってしまうくらいでした。太くて長い大根でした。合計3本の収穫。現在は、最後の1本を食べています。
育てたのより、自由に生えてきた大根のほうが成長が著しいってどういうこと?そんな気持ちもありますが、その味堪能しています。

2、3年前に蒔いた覚えはあるけれど

2,3年前に蒔いた覚えのある野菜ターサイ。当時は不作で、あまり食べなかった気がします。これもこぼれだねが飛んでいました。小松菜よりも一段と濃い緑で、ターサイならではの葉の広げ方で自己主張していました。一株ですけど。
ついにそれも採っていただきました。緑が余りにも濃いので、苦みが強くないか心配で、白菜と一緒に胡麻和えにしました。正解!先日の油の多めの日と違って、この日はいたってシンプルで、健康的な献立になりましたよ。

棚ぼたのようだけれど、実は以前に種をまいている。

全く蒔いたことのない野菜が急に生えてくることはあまりないです。じつは、以前に自分で種をまいている。こういう種まきはいいですよね。当時うまくいかなくても、その時まいた種が形を変えてまた芽を出してくるって。楽しいじゃないですか。うねを作ってきちんと育ってくれる野菜は、すごく嬉しいです。
それとは別にワイルドに育つ野菜もまた、楽しいです。

もう一つのこぼれだね 菜の花

もう1つありました。こぼれだねの定番、菜の花です。まだ、こんなに寒いのに可憐な花を咲かせました。冬野菜が終わりに近づこうとする気配を見せる中、若さを発揮しています。固いつぼみのうちは苦みも少なく、お浸し、胡麻和え、味噌汁の実、温うどんの色どりとなんにでも入れてしまいます。

現在、こぼれだね野菜からの恩恵を十分に味わわせていただいているところです。

こぼれだね野菜バンザイ!ワイルド野菜バンザイ!

失敗など何のその、これからもどんどん種を蒔いていこうと心に決める自分でした。今年は何の種を蒔こうかな。

おんぷのたね