わが家のサクランボの季節が終わりました。植えてから10年越えの「暖地」。魅力的だったのは、1本だけで植えても実がなるということ。樹勢が弱いうちは、葉っぱに変なものがついているような感じで、気持ち悪いし、実は小さいし、酸っぱいし・・・。でも、今、1年の中でとても楽しみな実りになっています。
暖地 とは
普通、果物は、複数の苗木を合わせて植えて初めて受粉が成り立ち、実をつけますが、この暖地は、1本だけで大丈夫!これが魅力で買いました。植えました。
市販のサクランボのようにしっかりしたものではなく、実質は柔らかです。酸味が強めですが、10年たって甘さが増してきたのと若干実が大きくなった気がします。
旬は、一瞬!味がのったと思うと、片方から実が悪くなっていく。なので、この種類は市販むきでなく、自家用専用の苗だなあという気がします。
花が咲くのも早く、そのうちに葉っぱもわさわさしてきます。最初は、サクランボとは、程遠い小ささ、酸っぱさ。そして、葉っぱには訳の分からぬ気持ち悪い緑の・・・。動いたりはしないのだけれど・・・。あれは、なんだったんだろう。
今、植えてから10年がたとうとしていますが、なぜか、葉っぱに何もついていません。気持ちよく収穫が出来ました。
味がのるのは、鳥が教えてくれる
花が散って、かわいい小さな緑の実をつけ、様子を見ていると次第にそれが大きくなってきます。色づいていく過程もとってもかわいいですよ。
もういいかなと思って、食べてみると酸っぱい!ほんとによく色づかないとおいしくないです。その頃には、普段来ないような鳥がたくさん集まってきますよ。すごくにぎやか・・・。それを見て楽しんでいると、たぶん99%何も自分たちの口には入りません。
剪定と網掛け
実るようになってからしてきたことは、網掛け。狭い場所に植えてあるので、けっこう難しい。枝も茂りがちなので、剪定も結構強めにします。(今年は強すぎて、収量がとっても少なかったですけど….トホ。)
支柱に先の丸い帽子のようなものをつけて木にくくり付け、丸ごと1本網をかぶせてしまいます。サクランボの実がおいしくなるにつれて網掛けも少しずつ上達。(私はアシスタントです)剪定も年々網がかけやすいように工夫してあって、感心しています。
旬は一瞬
マゴちゃんにとらせてあげたかったけれど、時期的に難しく、断念。味がのったと思うと、数日でダメになっていく。
1年のうち数日だけなんです。実がやわらかいので持ち運びには全然向きません。
- 自家用でデザートに生食する。
- ソースにして、冷凍保存。ヨーグルトにかけて楽しむ。
以上の2通りで、楽しみます。今年のおすそ分けはほんのちょっぴりしかできませんでした。来年は、もっと実がなるといいなあ。
でも、最高に幸せな数日間でした。
最後の片づけ。
おいしくいただいた後は、網外し。麻糸でくくった網を一つ一つほどいて、木から外し、たたみます。また、来年の為に箱にしまっておきます。
わが家の一大行事です。
付けたし…ソース作りに便利なグッズ
中に種が入った果物をソースにするときに便利なもの
それは・・・
二つに分かれた間のところですっととれる!便利ですよ。