布マスクを作ろうとここのところ思っていました。使い捨てマスクはとても不足しているようだしね。
ただ、気がかりだったのは、布マスクの効果のこと。ちょうど、NHKでマスクのことを取り上げていたので、メモ帳片手に視聴しましたよ。
自分からの飛沫物が周囲に飛ぶのはある程度防げるでしょう。そして、花粉をある程度防御するのにもありということで、作ることに決めました。
また、一つ、自分の定番が増えました。
布探し
布マスクの定番はガーゼですよね。それもあるんだけれど、他の布が使えないかなあと在庫を探しました。この際断捨離しなくてはと思っていた布たちを一挙に引き出して、選別することにしました。
やはり、コットンでしょう。ずっと使われてきているガーゼを筆頭に、シャツや、ボトム、パジャマなどを作った端切れを探しまくりました。それと、トップスに大いに活用してきたニットは、忘れちゃいけません。
通気性と、肌触りを優先事項にして探しまくりました。
あるある!これを使わない手はない。機能を2つに限定して、納得したから出来ることですね。
飛沫物の減少で、周囲に安心感を!
花粉が、入ってくるのをある程度防御する!
そんなゆるい目的のマスクで、この時期を越えていこうと思います。
布探しをしながら、かねてから考えていた押入れを1つ丸ごと整理できたのも、大きな収穫でした。押入れの整理は、心まで軽くしてくれる。実感です。
試作・・・とにかく作ってみる。
なんでもやってみなけりゃわからない。口先で、講釈並べてるより、自分でやってみることの方が強いのさっ。というのが持論なので、早速とりかかりましたよ。
型紙を探す
ググってみると、フリーの型紙がいくつも紹介してあって参考になりました。
基本、何のための型紙かというと、使う人にフィットすること。
細かいサイズは、それぞれの方用のものだと思うので、おおよその形を参考にさせて頂くことにしました。
だって、自分にフィットすれば、それでいいんだもの。
これまで、たくさんの使い捨てマスクを使用してきて、使い心地がいいなあと感じたことはあまりありません。
コストの安いものを選んでいるせいかもしれないけれど、大きすぎたり小さすぎたり。
フィットしてないと感じるストレスは大きいです。
なにか、自分の洋服選びに似ている。標準サイズでないため、袖丈やボトム丈が長すぎてお直しが必ず必要。それがめんどくさくて、なら、好きな布で、自分にフィットする洋服ぐらい作っちゃえばいいじゃん。…そして今に至っている。
ならマスクも同様。
結局こうしました。
今ある、使い捨てマスクを分解して、自分に合った型紙を作る。
立体型のマスクに決めた・・・試作1
様々な厚みの布があるので、プリーツで、大げさにするとマスク全体が肥大してしまう。
ここは、すっきりと立体型を採用することに決めました。
2枚合わせにして、中央で縫い合わせます。
それを表と裏の2枚で組み立て。
鼻の部分には、ワイヤーを入れて、フィット感を出します。
ゴムは、わっかにせず、マスクの布端を縫うときにはさみ込むだけ。自分のだからその時何度もかけてみてちょうどいい長さにして縫えばいいからね。
第1号の試作は表も裏もやわらかいニットを使ってみました。
試作1を使ってみる
一番わかりやすいのは、それを寝るときにはめて寝てみること。息苦しかったり、肌触りがよくないと寝られるもんじゃありません。
付け心地の悪いのはすぐ、無意識に外すからね。
結果は・・・
すぐ外しました。
原因は、中央にある縫い目と縫い代。特に中の縫い代がごろごろして、つけられたものじゃありません。
もう1つの理由は、ニットが伸びるということを考慮してなかったこと。
普通の布と同じように型紙を使って裁断していました。すると、布が余って、口に当たるところがもぞもぞします。
ということは、ニットを使うなら中央に縫い目を作らないのがいい。
試作2・・・ダーツで立体感
丸みや立体感を少し加えるならダーツです。
内側は麺のニットがいいと決めたので、表地より少し控えめな立体にして、上下にダーツをとることにしました。
もぞもぞした感じがなくなって、いい感じ!
鼻のワイヤーは、縫い代に挟んで縫いこみました。
ゴムは、試作1と同じで挟みこんで縫っただけ。
表地もニットにするときは、やはりダーツ処理のほうが断然いいです。
試作3・・・鼻ワイヤー 農業用の残りのワイヤーを試してみる
もちろん、使い捨てマスクの鼻ワイヤーを再利用すれば何の問題もないのだけれど、
農業用の細いワイヤーが残っていたことを思い出し、
1本、2本、3本と
使用してみました。
細いので、3本くらいまとめるといい感じ。鼻ワイヤーが不足したときは、これを使うことに決めました。
まだまだ、お試しをしてみます。
ほんの少しのあまり布でできてしまうのにびっくり。
在庫の布を整理しながら、使い心地のいい
外出時にも使えるマスクにしていきます。
昔のおむつ用の生地
ドビー織の肌に優しいのもありかなあと思っています。
何と言っても赤ちゃんの肌に優しい布だからね。
こちらは、未使用であることが大切ですけど。
メンテナンスのこと
使いまわすつもりのマスクなので・・・
洗って流して干す
煮洗いして干す
高温の蒸気アイロンを当てる
等々で対処してみます。
私の定番マスクへの道のりは続く・・・
いろいろなことが停滞して前に進みにくい今だからこそ楽しいことを見つけて動いてみましょ。