古い家の整理をしていた時に、おむつになるはずだった布が一反でてきた。その頃はおむつと言えば、布だった。母がたくさん買ってくれて、多すぎて使いきれなかったもの。未使用の吸湿性抜群の白い布。ドビー織。
昭和…布おむつ世代
整理をするたびに何かしらなつかしいものが出てくる。そのたびにほかに活かすものと、残念だけど廃棄するものに分けて、心を決めてきた。もったいない精神旺盛の、昭和・布おむつ世代だ。
使いまわしが出来ることは、何とも精神的に快い。
布おむつ世代は、使いまわし世代なのだ。それに対して、当たり前になったのは使い捨てだろう。何でもかんでも、一回使ったらそれで、その値打ちは終了。一転してゴミ化し、余計ものになっていく。
「まだ使えるんじゃないか?捨てたものじゃないよね。」と、自問自答の繰り返し。
ふきん・だいふき・ぞうきん という布人生
なんにでも使える白い布、しかも吸湿性抜群のドビー織。今からの布人生は、「ふきん」そして、「だいふき」その後の「雑巾」・・・これで決まりです。
一反もあれば、ガンガン使えて、十二分にその値打ちが引き出せる。
ということで、一度しっかり洗って、天日干し。その後ちょうどいいサイズに切って、アイロンを当てて、あとは縫うだけにしました。
ブロードのようにピシッとした感じでない、このやわやわ感がいいですよね。ドビー織は。
使いますよ。布の命を全うするように。