恒例、しめ縄づくりに入りました。夏の間に青刈りして干しておいた稲束を使えるようにそろえるところからのスタートです。今年は干しあげがうまくいかず、緑の色合いがうまく出ていませんが、それでも稲束が使えることがありがたいですよね。青刈りがうまくいかず実がつく途中でもう一度刈ったので、籾もたくさんついていて豊作感満載です。パートナー&マゴちゃんとの3人での合作です。毎年少しずつ進化しています。
しめ縄づくりがとても上手だった父にもっと聞いておくべきだったと、あとで後悔していた自分。でも、もう聞けないので自己流で工夫しようと思い、手作りを初めました。輪〆すらうまくできず、図書館で本を借りてきたり、インターネットで検索したり、店先で観察したりと見様見真似でやってきています。
しめ縄づくりのコツ(自己流)
- 青刈りした稲の束を、熱中症になりそうなくらいのカンカン照りの夏の日に、よくよく広げて乾かす。
- しっかり乾いたら、明るいところを避けて保存。
- しめ縄を作る前にわらの不要な部分を抜いて整理してそろえておく。
- 水にぬらして、適度に水分を含ませる。
- 木槌でたたいてわらを柔らかくし、ないやすいようにする。(なう。・・・わらによりをかけて縄にしていくとき、縄をなうといいます。)
- 根元をワイヤーで縛る。(自分の場合)輪〆は、2本だけを縛るので、フラワー用のすごく細い針金を使います。太いしめ縄は、一握りくらいの太さのわら束を3個使うのでしっかり止められる太い針金を用い、ペンチでぎゅっと締め上げます。(正しくは、締め上げてもらいます。)
- あらかじめ一握りの束を仮止めしてから、3つを合わせ、針金で締めます。
- まず2つの束をそれぞれ、右のほうによりをかけていきます。よりがしっかりしてあると後まとまりやすいです。よりが進むと2本の束が寄り合って縄のようになってきます。先のほうまで行ったらワイヤーで止めます。こちらは少し細いものでも大丈夫。ひもで縛っても大丈夫。
- 残った一つの束に右回りによりをかけていきます。それが強くかかるほどに先の2つの束に寄り添うように巻かれて太い縄が出来上がります。
- 太くするには束の中にわらの一部を入れ込みます。
- 長くするにはわらの束をよっていく途中で、別のわらをなじむように差し込んでいきます。
- 最後に3つの束の先を止めます。
次は〆の子作り
作ったなわの間に、〆の子を作ってはさみ込みます。我が家は3本です。
- 〆の子は、まっすぐ、雲から恵みの雨が降るように差し込むので、中央のところだけを湿らせ、たたいてやわらかくしておきます。そうすると半分に折って負ったところを止めるのがスムーズでやりやすい。
今、ここまでできました。もう一人のマゴちゃんは、これに飾るためのものを探して集めていました。2種類「千両の実」と「千日紅の花」これは、今日使ってみようと思います。きっと喜ぶね。
あとは、紙垂(しで)作り。これは、障子紙を使います。〆の子の間に2つ差し込みます。
地の神様、水の神様、火の神様などに飾る輪〆も、わっかまで出来ています。
今日は仕上げの日です。マゴちゃん一緒に頑張って、楽しもうね。